Birthplace: Tokyo, Japan
Nationality: Australian
First arrival in Australia: 9 years-old
Occupation: Migration agent
Website: www.ingleton.com.au
Interview location: Woolloomooloo, NSW, Australia
出生地: 東京
国籍:オーストラリア
初来豪: 9歳時
職業: 移住・移民エージェント
ウェブサイト: www.ingleton.com.au
ロケ地: Woolloomooloo, NSW, Australia
日本国籍の母とオーストラリア国籍の父を持つケイ・イングレトンさんは、その当時父親の出向勤務先であった日本で「オーストラリア人」として生まれ育った。「ハーフ」として「二つの世界」に育まれながら東京で幼少時を過ごす。父親の仕事の関係で何度も海外に移動し、9歳の時に初めてオーストラリアで生活する事になる。しかし、1970年代のオーストラリアではまだアジア人の地位が確立されていなかった。「母国」に住みながらもオーストラリア人としてではなく、「日本人」として差別される事もあった。寛容的な環境を求め、東京に単身で戻る事を決意する。聖心インターナショナルスクールに入学し、グローバルな背景を持つ学生や教師との出会いの中から自分の「居場所」を見つけた。
日本を離れヨーロッパにも長く滞在した後、オーストラリアに戻ってきたのは1990年代。現在は移民・移住エージェントとしてシドニーで活躍している。多国に滞在した経験や数多くの言語(英語・日本語・フランス語)を話せるという事が国際色豊かなクライアントとのコミュニケーションに生かされている。シドニー、東京そしてパリが彼女にとっての「ホーム」。「自分で自分の居場所を確立できる事、そしてそのホームはどこにでも作れるのが、トランスナショナルという意味ではないでしょか」と話してくれた。